ベーシック認証を簡単にログインしたい!-URLに直接ログイン情報を埋め込んでみよう

この記事を書いている私の自己紹介

元システムエンジニアで、3人の子育てママです。

こんにちは、フォノグラムの子育てママ「のっこ」です。

フォノグラムに入社して2年弱、普段は弊社のWebサービス「AUN」のチャットサポートをしたり、ホームページのサポート部門が修正したサイトを公開前にチェックしたりしています。

今日は、ログインするサイトがたくさんあってパスワード覚えてられない人のために、私なりに調べてみた裏ワザをご紹介します。

(※2019年8月時点の情報です)

調べようと思ったきっかけ

ログインするサイトがたくさん…まずパスワードを探すだけで時間がかかる!

弊社がこれまで手掛けてきたホームページの数は通算6,400件以上。現在も制作中のサイトが多数あります。

私は公開する前に確認する側なので、それぞれのサイトを制作している人たちより、ログインするサイトがたくさんあります。

各サイトはすべてパスワード管理されており、私もいちいち覚えてられません。毎回、パスワードを探すだけで時間がかかっていました。

なんと!画期的な方法を教えてもらった

ある日、パスワード管理しているExcelのショートカットを間違えて消してしまって、ムキ―!となっていたところ、たまたま隣に座っていたルパンさんが教えてくれました。

パスワードを直接書いたURLを保存しといたらええじゃろ(広島弁)」

え?そうなの?元SEだけど知らなかったよ…。

 

URLの書き方

あら簡単、“http://”の後ろにユーザ名とパスワードを埋め込むだけ

 

 [ビフォー]http://www.example.com
   ↓
 [アフター]http://user:password@www.example.com

 ※userのところにはユーザ名を、
  passwordのところにはパスワードを入力します。

これならURLさえ持っておけば、場所が変わっても毎回ログイン情報を入力しなくてすみますね。

いろいろなブラウザで調べてみた

結論から言うと…Firefoxしかできなくなってた!(2019年8月時点)

いろいろためしてみましたが、Firefox以外はログインできませんでした。昔はChromeでもできていたようなのですが…

 

各ブラウザの検証結果
OS ブラウザ 結果
Windows 10 Home Google Chrome 75.0.3770.100 ×
Mozilla Firefox 67.0
Internet Explorer 11 ×
Microsoft EdgeHTML 17.17134 ×
Opera 62.0.3331.72 ×
iOS 12.3.1 Safari 605.1.15 ×
Google Chrome 75.0.3770.103 ×

 

各ブラウザの挙動(こちらは長いので読み飛ばしてもらって構いません)

Firefoxの場合

まずはログインできたFirefoxから。

確認のメッセージは表示されますが、『OK』をクリックするだけです。

ログイン成功、あとは『OK』をクリックするだけ

 

Google Chromeの場合

次は私がよく利用するGoogle Chrome。

バージョン59以降からURLを埋め込んでログインする機能が削除されたようです。

(参考サイト:https://god-support.blogspot.com/2017/07/chrome-59-basicurl.html

URLに埋め込んでいないときと同様、ログイン情報を聞かれる

 

Internet Explorerの場合

セキュリティ更新プログラム 832894 のリリース以降にリリースされた各バージョンのInternet Explorerでは、URL埋め込みのログインができなくなっているようです。

(参考サイト:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/834489/internet-explorer-does-not-support-user-names-and-passwords-in-web-sit

bingの検索画面に飛ばされた

 

Microsoft Edgeの場合

Internet Explorerができないなら、Edgeもできないですよね。

こちらもログイン情報を聞かれる

 

Operaの場合

こちらもログイン情報を聞かれました。

(ただ、利用者が少ないのか、ネット上で失敗談は見つかりませんでした…)

結局入力するしかないのか…

 

Safari(iOS)の場合

こちらも過去には警告のみでログインできたようなのですが、現在はできなくなっていました。

門前払いにも慣れてきた

 

直接URLから遷移できなくなった今、どうすればいいのだろう

結局クライアントに依存することになってしまいますが、ブラウザに記憶させるしかなさそうです。
その方法が気になる方は、こちらもご覧ください。

Google Chromeの場合

ブラウザ右上の三点マークをクリックし、『設定』→『パスワード』を開きます。「パスワードを保存できるようにする」のチェックをONすると、パスワードが保存されます。
(参考サイト:https://support.google.com/chrome/answer/95606?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja

 

Internet Explorerの場合

Windows資格情報を追加します。

『コントロールパネル』→『ユーザーアカウント』→『資格情報マネージャー』の順で開くか、「ファイル名を指定して実行」で下記のコマンドを入力します。

control.exe /name Microsoft.CredentialManager

(参考サイト:http://pc-troublesupport.com/basic認証で自動認証してくれない場合の解決方法/#IE

Microsoft Edgeも同様です。

 

Safari(iOS)の場合

Safariでは、『設定』→『アカウントとパスワード』→『WebサイトとAppのパスワード』を開きます。

パスワードを追加する画面が表示されるので、ログイン情報を入力します。

 

さいごに

保存は便利だけど、やっぱり注意も必要

パスワードを保存しておくと、いろんなサイトにアクセスするのがラクになりますが、セキュリティ的には危険な状態になります。

パソコンにパスワードをかけたり、接続しなくなったサイトのログイン情報をこまめに削除するなど、気をつけていきたいですね。

 

ホームページの修正指示に「AUN」を使うと便利です!

ちなみに、公開前のチェックで見つけたミスですが、私は「AUN」でコーダーさんに連絡しています。Excelなどドキュメントを作る必要がなく、素早く修正指示できて便利です!

今回調べたベーシック認証やログイン認証があるページもスクリーンショットが撮れちゃいます。よかったら使ってみてくださいね!

 

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