こんにちは、デザイナーのベジェです。
私は家でも職場でもAdobeのコンプリートプラン(全部のソフトが使い放題のプラン)を使わせてもらっています。でも実は、使っているのはXD、Illustrator、Photoshopを始めとしたほんの一部です。
まるで豪華ビュッフェに来て、トーストとコーヒーしか食べていないようなもの。もったいない!
せっかくなら色々つまみ食いしたいものですよね。
AdobeCCの中には、学習コストが低くて便利なソフトも色々あると聞くので、少しずつ味見してみようと思います。
Adobe Dimensionはロゴなどを3Dに貼れる便利なソフト
Adobe Dimensionと言えば、立体モデルにロゴなどを貼りこんでモック画像を作ることができる3Dモデリングソフトです。
苦手なワープの代わりにならないか?
曲面にPhotoshopで合成をする場合、ワープ機能があります。でも私はどうも使いこなせなくて苦手で、、、、
そこで、「ロゴの変形だけでもDimensionを使えないか?」と思って試したら上手くいったので、ご紹介します。
用意したのは実写の写真。(私物につき、使用感があってすみません、、、)
この写真を活かして、曲面にロゴを合成してみようと思います。
Dimensionに写真を取り込む
写真をライブラリ経由で取り込みました。
円柱を配置
ちょうどいい口紅の3Dモデルがなくても大丈夫!
使うモデルは、デフォルトで用意されている「円柱」で構いません。
円柱を配置しました。でかい。
円柱のサイズと位置を調整します。
写真と同じ地平に乗るよう、地平線の位置も調整します。
このあたりは、一度ツアーを見ればできるぐらい簡単なのでいいですね。
もうひとつも同様に円柱を置いておきます。
ロゴを貼りこみ
Illustratorで、こんなロゴを用意しました。
ライブラリ経由で取り込んで、ピタッと貼り付けます。
このピタッと感が気持ちいい!
位置や大きさも自由に調整できるし、Photoshopのワープでぐねぐねするより快適!
背景をオフ、白い世界に
いい感じになったら、背景写真をオフにします。
ライティングは明るめにして、円柱にあまり影がつかないようにします。
のっぺりと、立体感を減らして減らして。
白い世界のまま、レンダリングします。
Photoshopで重ねる。
レンダリングした画像
実写に色調補正をかけたもの。
乗算モードで重ねて、色調補正をゴニャゴニャして、できあがりー。
もうひとつおまけの作例
紙コップを撮影して、Dimensionのコーヒーカップの3Dモデルを駆使して、アイスクリームのパッケージを作ってみました。
下をハサミでカットした紙コップ
Photoshopでフチの厚みを作って、Dimensionで絵柄を貼り付けて、、、アイスクリームになった!
まだまだ研究の余地あり
本当はなんとかロゴだけ残して円柱を透明にしたかったのですが、うまくいきませんでした。 そこで、影を白く飛ばして乗算しましたが、ちょっと手間がかかった印象です。 また、レンダリング画質の問題か、ノイズが汚く見えて困りました。
- ぴったりの3Dモデルがなくても、基本矩形でどうにかなる
- 曲面にロゴがピタッと張り付くのは気持ちいい
- レンダリング後のノイズが邪魔(レンダリング画質の問題?)
- ロゴを残して3Dモデルだけを消せればいいな(やり方があるのかも?)
曲面や複雑な形にも絵柄を貼りこめるのは魅力ですが、平らな面への合成ならPhotoshopだけのほうが早いでしょう。
まだ手探りなので、Dimensionの真価を引き出せてないのかも?
Photoshopで3Dモデルを作って書き出すこともできるらしく、そちらも気になります!
これからも研究して、画像合成の効率化を目指そうと思います。
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