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時短応援コラム
[req]「資料作成に追われて、気づけば今日も残業…」
「もっと企画や分析といった本質的な業務に時間を使いたいのに」[/req]
もしこのような悩みを感じているなら、資料作成の進め方を一度見直してみるのがおすすめです。
社内プレゼン資料の作成は、企画や情報整理、デザイン調整など、意外と多くの時間がかかります。
一方で、Googleスライドの便利な機能やAI、自動化ツールをうまく活用すれば、こうした作業の負担を減らすことができます。
この記事では、すぐに取り入れられるGoogleスライドの基本的な時短テクニックから、AIを活用した資料作成フロー、さらに定型業務を自動化する方法まで順番に紹介します。
資料作成にかかる時間を減らせれば、その分、企画や分析、内容のブラッシュアップといった本来時間をかけたい業務に集中しやすくなります。
また、作業を効率化するだけでなく、資料全体の統一感や分かりやすさを高めることにもつながります。
日々の資料作成を少しでもラクにするために、まずは取り入れやすい方法から試してみましょう。

具体的なテクニックに入る前に、まずは「なぜ資料作成に時間がかかってしまうのか」を整理しておきましょう。
資料作成が長引く原因は、単純に作業量が多いからとは限りません。
進め方や作業の仕方に、無意識のうちに時間がかかる原因が隠れていることもあります。
まずは、よくある3つの原因を見ていきます。
資料作成では、作り始める前に目的を明確にしておくことが重要です。
「誰に」「何を伝え」「どう動いてほしいのか」が曖昧なままスライドを作り始めると、途中で方向性がブレやすくなります。
その結果、必要以上に情報を盛り込んでしまったり、後から構成を大きく見直したりと、手戻りが増える原因になります。
「どのフォントを使うか」「このグラフは何色にするか」など、毎回デザインを一から考えていると、それだけでも時間がかかります。
特に、見栄えを整えようと細部まで調整していると、資料の内容よりもデザインに時間を取られてしまうことがあります。
一方で、時間をかけずに作ろうとすると、資料全体の統一感がなくなりやすいという悩みもあります。
図形の位置を少しずつ調整したり、複数のオブジェクトの書式を一つずつ揃えたりと、細かな手作業も資料作成を長引かせる原因です。
一つひとつの操作は数秒でも、それが何度も重なると大きな時間のロスになります。
ショートカットキーや配置・整列などの便利な機能を使えば、こうした作業を短時間で済ませられるケースも少なくありません。
まずは、誰でもすぐに実践できて効果を実感しやすい、基本的な効率化テクニックから始めましょう。
難しい設定やツールは不要です。
ここで紹介する3つのテクニックをマスターするだけで、あなたの資料作成スピードは格段に向上するはずです。

毎回ゼロからデザインを考える時間をなくす最も強力な方法が、「テーマ作成ツール」機能の活用です。
このツールでは、全スライドを一括で色変え・オブジェクト配置などができる便利機能です。
こちらの機能であらかじめ社内で統一されたデザインテンプレートを作成しておくことで、誰が作っても一貫性のある、プロフェッショナルな資料を瞬時に作成できます。
設定項目 | 内容 | メリット |
|---|---|---|
ロゴの配置 | 全スライドの決まった位置に会社のロゴを自動で挿入します。 | ブランディングを統一でき、挿入の手間が省けます。 |
フォントの種類・サイズ | 見出し、本文などのフォントスタイルを事前に定義します。 | 資料全体のフォントが統一され、読みやすさが向上します。 |
コーポレートカラー | テーマカラーとして設定し、図形やグラフの色に反映させます。 | デザインに一貫性が生まれ、ブランドイメージを強化します。 |
レイアウト | タイトルページ、目次、本文など、用途別のレイアウトを複数作成します。 | スライド追加時に最適なレイアウトを選ぶだけで済みます。 |
マウスでの操作を極力減らし、キーボード中心で作業することで、スピードは飛躍的に向上します。
ここでは、特に使用頻度が高く効果の大きいショートカットキーを厳選してご紹介します。
操作内容 | Windows / ChromeOS | Mac | 時短効果のポイント |
|---|---|---|---|
オブジェクトの複製 |
|
| コピー&ペーストを1つの動作で完了できます。 |
オブジェクトのグループ化 |
|
| 複数の図形をまとめて移動・拡縮でき、レイアウト調整が楽になります。 |
書式のコピー |
|
| フォントや色、枠線などのスタイルを一瞬で他のオブジェクトに適用できます。 |
書式の貼り付け |
|
| 書式コピーとセットで使うことで、デザイン統一の手間を大幅に削減します。 |
前のスライドに移動 |
|
| マウスでスライド一覧をクリックするより速く移動できます。 |
次のスライドに移動 |
|
| プレゼン練習時やレビュー時にスムーズな操作が可能です。 |
箇条書きリスト |
|
| テキストを素早くリスト形式に変換できます。 |
スピーカーノート表示 |
|
| 発表原稿をすぐに確認・編集できます。 |
オブジェクトを最前面へ |
|
| 重なった図形の順番を直感的に変更できます。 |
オブジェクトを最背面へ |
|
| 背景図形などを設定する際に便利です。 |

複数の図形やテキストボックスを手作業で綺麗に並べるのは至難の業です。
Googleスライドの「配置」と「整列」機能を使えば、誰でもプロ並みのレイアウトを瞬時に作成できます。
整列させたい複数のオブジェクトを選択します。
メニューバーの「配置」をクリックします。
「左揃え」「中央揃え(垂直方向)」「上揃え」などを選択するだけで、オブジェクトが瞬時に整列します。

基本的なテクニックに慣れてきたら、次はAIを活用して資料作成そのものを効率化していきましょう。
Googleスライドで使えるAI「Gemini」を活用すると、構成を考えたり、スライド内の文章を作ったりといった作業の負担を減らすことができます。
これまで時間をかけていた作業をAIにサポートしてもらうことで、企画の検討や内容のブラッシュアップなど、より重要な部分に時間を使いやすくなります。
資料作成の中でも、特に時間がかかりやすいのが、全体の構成を考えることと、各スライドの文章を作ることです。
こうした作業のたたき台をAIに作ってもらえば、一から考える手間を減らし、その分、内容の確認や調整に時間を使うことができます。
その際に重要になるのが、AIにどのような指示を出すかです。
目的や対象、必要な内容をできるだけ具体的に伝えることで、より使いやすい構成案や文章を得やすくなります。
目的 | プロンプトの例 | 期待される出力 |
|---|---|---|
構成案の作成 | 「新サービス〇〇の社内向け提案プレゼンの構成案を10スライドで作成してください。ターゲットは営業部長です。」 | 提案の背景、目的、サービス概要、ターゲット、メリット、実施計画、予算、結論といった論理的な構成案。 |
スライドテキストの生成 | 「上記の構成案に基づき、3枚目の『サービス概要』スライドの本文を300字程度で生成してください。」 | 構成案に沿った、簡潔で分かりやすいスライド本文のテキスト。 |
トークスクリプトの作成 | 「このスライドについて、2分で説明するためのスピーカーノート(発表原稿)を作成してください。」 | スライドの内容を補足し、聞き手の理解を深めるための自然な話し言葉の原稿。 |
Gemini in Google Workspaceの最も強力な機能の一つが、Googleドライブ内の既存ドキュメントやスプレッドシートの内容を読み込み、スライドを自動生成する機能です。
これにより、情報整理とスライド化という二重の手間を劇的に削減できます。
活用シナリオ | 入力データ | 生成されるスライド |
|---|---|---|
定例進捗報告 | Googleドキュメントの議事録 | 決定事項、担当者、期限などをまとめた要約スライド。 |
業績報告 | Googleスプレッドシートの売上データ | 主要な指標の推移を示すグラフと、その考察をまとめたスライド。 |
社内研修資料 | Googleドキュメントのマニュアル | マニュアルの各章を要約し、重要なポイントを箇条書きにした研修用スライド。 |
「プレゼンの内容に合う画像がなかなか見つからない」と感じることもあるかもしれません。
そうした場面では、AIによる画像生成を活用することで、画像を探す手間を減らせます。
Geminiに欲しい画像のイメージを言葉で伝えるだけで、オリジナルの画像やイラストをスライド内に生成できます。
シンプルな指示: 「ビジネスチームが会議でブレインストーミングしている様子のイラスト」
詳細な指示: 「青を基調とした背景で、多様な人種の男女が笑顔で意見を出し合っている、フラットデザインのイラスト」
このように、指示を具体的にするほど、イメージに近い画像を生成しやすくなります。
デザインスキルがなくても、資料の内容に合ったビジュアルを用意しやすくなり、視覚的に伝わりやすい資料づくりにつながります。

資料作成の中には、毎回同じ手順を繰り返している作業も少なくありません。
たとえば、毎月の売上データを資料に反映したり、グラフを更新したりといった作業です。
こうした定型業務は、Google Apps Script(GAS)を活用することで自動化できる場合があります。
GASは、GoogleスプレッドシートやGoogleスライドなどのGoogle Workspaceサービスを連携して処理できる仕組みです。
多少の知識は必要ですが、一度処理を組んでおけば、毎回手作業で行っていた資料更新の負担を減らせます。
GASの活用例のひとつが、GoogleスプレッドシートとGoogleスライドの連携です。
たとえば毎月の業績報告資料では、最新データをスプレッドシートからコピーし、スライドの表やグラフを更新するといった作業が発生します。
GASを使えば、こうした一連の処理をスクリプトでまとめることができます。
手動での更新 | GASを活用した場合 |
|---|---|
1. スプレッドシートの最新データを確認 | 1. 設定したタイミングでスクリプトを実行 |
2. 必要なデータをスライドへ転記 | 2. GASがスプレッドシートからデータを取得 |
3. 表やグラフを更新 | 3. スライド内の表やリンクされたグラフを更新 |
4. 内容を確認して資料を完成 | 4. 更新された内容を確認して資料を完成 |
GASでは、時間を指定してスクリプトを定期的に実行する「トリガー」も設定できます。
また、GoogleスプレッドシートのグラフをGoogleスライドにリンクした状態で配置しておけば、GASから最新のグラフに更新することも可能です。
毎月同じような資料を作成している場合は、こうした更新作業を仕組み化することで、コピー&ペーストやグラフ更新などの手作業を減らせます。
資料が完成したあとにも、PDFに書き出したり、関係者へメールで送ったり、指定したフォルダに保存したりといった作業が発生します。
GASを使えば、こうした定型的な処理もまとめて実行できるようにできます。
たとえば、次のような処理が可能です。
完成した資料をPDF形式で出力する
PDFを添付して、あらかじめ設定した宛先へメールを送信する
生成したPDFをGoogleドライブの指定フォルダへ保存する
こうした処理をスクリプトとして用意しておけば、資料作成後に毎回行っていた書き出しや共有の手間を減らせます。
資料の更新だけでなく、その後の保存や共有まで含めて仕組み化できるのも、GASを活用するメリットのひとつです。
どれだけ資料作成そのものを効率化しても、レビューの段階で修正内容がうまく伝わらず、何度もやり取りが発生すると、結果的に多くの時間がかかってしまいます。
特に、デザインやレイアウトなど、文章だけでは伝えにくい修正内容では、指示の出し方も重要です。
ここでは、こうしたフィードバックを分かりやすくするためのツールを紹介します。

Webサイトやデザインカンプなど、視覚的な修正指示を伝えたいときに活用できるのが、修正指示ツール「AUN」です。
AUNでは、Webページや画像の修正したい場所を直接指定し、その場所にメモを書き込むことができます。
会員登録なしでも使える
WebページのURLを指定して取り込み、すぐに修正指示を作成できます。共有された側も、会員登録なしで内容の確認や書き込みが可能です。
修正箇所を画面上で直接示せる
Webページや画像の該当箇所を囲み、その場所にメモを残せるため、「どこのことを指しているのか」を伝えやすくなります。
URLひとつで共有できる
作成した修正指示はURLで共有できます。指示内容や確認状況をひとつの画面にまとめられるため、やり取りを整理しやすくなります。
実際に、ホテル業界の企業でAUNを導入した事例では、これまで手書きやPowerPointで行っていた修正指示をAUNに集約。
Webコンテンツの校正や情報共有などに活用したことで、必要な情報を探す手間が減り、社内外でのフィードバックもまとめやすくなったというお声をいただいています。

資料は、作り終えること自体が目的ではありません。
内容を相手に理解してもらい、承認や協力など、次の行動につなげることが大切です。
そのためには、情報を並べるだけでなく、「何をどの順番で伝えるか」も意識する必要があります。
ここでは、資料の内容を分かりやすく伝えるための、基本的な構成の考え方を紹介します。
上司や役員など、限られた時間の中で資料を確認する相手には、最初に結論を伝えておくと内容を理解してもらいやすくなります。
まず「何を提案したいのか」「相手にどうしてほしいのか」を明確にし、そのあとに理由や具体例を続けることで、話の流れを追いやすくなります。
こうした構成を考える際には、PREP法を使うのもひとつの方法です。
構成要素 | 内容 | 例(新規システム導入提案) |
|---|---|---|
P: Point(結論) | 伝えたいこと、提案の核心 | 「〇〇システムの導入により、業務効率を30%改善することを提案します。」 |
R: Reason(理由) | なぜその結論に至ったのか | 「現行システムは老朽化し、月間20時間の非効率な作業が発生しています。」 |
E: Example(具体例) | 根拠となるデータや事例 | 「競合のA社では同システム導入後、残業時間が平均15%削減されました。」 |
P: Point(再結論) | 結論を繰り返し、行動を促す | 「以上の理由から、〇〇システムの導入を承認いただきたく存じます。」 |
提案内容を伝える際は、主観的な意見だけでなく、数字やデータなどの根拠をあわせて示すことも重要です。
具体的な情報を加えることで、「なぜこの提案が必要なのか」を相手が判断しやすくなります。
社内データを活用する
売上データや顧客アンケート、業務日報などを使い、現在の課題や提案によって期待できる変化を具体的に示します。
第三者のデータを引用する
市場調査レポートや公的機関の統計などを取り入れることで、社内データだけでは説明しにくい内容を補足できます。
グラフや表で視覚化する
数字が多い場合は、グラフや表にまとめることで、変化や比較を把握しやすくなります。
情報源を明記する
使用したデータの出所を記載しておくことで、読み手が情報の根拠を確認しやすくなります。
資料の構成とあわせて、こうした根拠の示し方を意識することで、内容をより分かりやすく伝えられます。
本記事では、Googleスライドを使った社内資料作成を効率化する方法を、3つのフェーズに分けて紹介しました。
フェーズ1:基本テクニック
テーマ作成ツールやショートカットキーを活用し、日々の手作業を減らす。
フェーズ2:AI活用
Geminiを使って、構成案や文章作成などの下準備を効率化する。
フェーズ3:自動化
GASを活用し、データ更新やPDF化、共有といった定型作業を仕組み化する。
あわせて、レビュー時の手戻りを減らす方法や、相手に伝わりやすい資料構成についても紹介しました。
資料作成を効率化する目的は、単に作業時間を短くすることだけではありません。
繰り返し発生する作業を減らすことで、企画を考えたり、データを分析したり、内容をブラッシュアップしたりと、本来時間をかけたい業務に集中しやすくなります。
まずは、ショートカットをひとつ覚える、テンプレートを整える、AIに構成案を作ってもらうなど、取り入れやすいところから始めてみてください。
少しずつ作業を見直していくことで、資料作成にかかる負担を減らし、その分の時間をより価値のある仕事に使えるようになります。
AUN運営事務局
(株式会社フォノグラム)
AUNの開発&改善は、ノンストップで進行中です!
さらに便利を目指して参りますので、引き続きAUNをよろしくお願いいたします。
よろしければ開発ロードマップをご参考くださいね。
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